こんにちは。3兄妹を育てながら働いているワーママのりみです。
あと3年後に40歳を迎える私ですが、このままでいいのかなという漠然とした不安のようなモヤモヤとした気持ちになることがあります。
もうすぐ40歳になるけれど、このままでいいのかなぁ、、、
このモヤモヤの正体は一体何だろうと考えていた私の目に留まったのが、尾石晴さん著の「「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略」という本です。
私はこの本を読むことによって、自分が抱えているモヤモヤ=40歳の壁であり、この壁の正体は何かを知ることができました。
また「40歳の壁」を越えるにはどうしたらいいのか、人生の後半戦をどのようにデザインしていくのか、著者の実体験に基づいた具体的なアイデアを得ることができました。
本を読み終えた今、人生の後半戦を自分でデザインしていくための実践を少しずつ始めました。
この記事では下記順番に沿って、「「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略」を読んで実践してみたことを紹介します。
本の概要
本の概要
40歳前後で多くの人が感じる「モヤモヤ感」。
モヤモヤ感をこの本では40歳の壁と表現し、壁の正体を分解していきます。
では、その壁を乗り越えるためにはどう行動したらよいのでしょうか。
幸せな人生の土台には、「お金」「つながり」「健康」の3つの要素が必要としたうえで、これら3つの要素を満たすためには定年を迎えないキャリアを自分なりにデザインする必要があると著者は考えています。
人生100年時代を迎え、これからの生き方、働き方に不安を感じている人に人生の後半戦をどうデザインしていくかの具体的なヒントを与えてくれる1冊です。
本を読んだ理由
あと3年後に40歳を迎えるので、その前にどんな壁が存在するのかを予め知っておきたいと思ったのが本書を読んだ一番の理由です。
また育休中の今、一度立ち止まって今後のキャリアを見つめ直そうと思っていました。
本書は今後のキャリアを考える上でもとても参考になりました。
本書を読んで学んだことについては下記で紹介します。
学んだこと
「40歳の壁」の正体とは
あと3年もすると自分も40歳。
今の生活に大きな不満があるわけではないけれど、このままでいいのかなという漠然とした不安のようなモヤモヤとした気持ちになることがあります。
この「モヤモヤ感」=「40歳の壁」と本の中では表現されており、私だけでなく同世代の多くが感じているのではと著者は思っています。
では「40歳の壁」の正体とは何か。
本の中ではさまざまな観点から「40歳の壁」の正体を分解していきます。
さまざまな観点の中からひとつの結論を紹介すると、「ミッドライフクライシス(中高年が陥る鬱病や不安障害のこと)」こそ、40歳の壁の正体であり、心理社会的発達理論から考えると、人間の心理的な成長の潮目にあたる時期だと著者は考えています。
また本の中では「40歳の壁」の中に「子育ての壁」、「夫婦関係の壁」なども潜んでいて問題が複雑化していることについても言及しています。
そして人生100年時代は、誰もがどこかでキャリアの転機を迎えるため、65歳(定年)で来るより、アラフォー(「40歳の壁」にぶつかる時期)で来る方が格段に良いのではと勇気づけてくれています。
この40歳の壁の存在に気付いた私に力を与えてくれたのが、著者の下記の言葉です。
”「40歳の壁」の存在に気づき、立ち止まったり、登ったり、すり抜けたりして、自分の価値観と対峙した人は強いものです。「壁」と真摯に向き合った経験や悩んだ過去は、必ず自分の身を助けてくれます。”
私は育休中の今、一度立ち止まって自分の価値観と対峙することに決めました。
40歳からの幸せをどのようにつくるのか
「自分にとっての幸せは何か?」
私も立ち止まって考えてみたことがありますが、ボヤっとした像だけが見えていました。
家族みんなが健康で暮らせること、子供たちに人生の選択肢を多く与えられること、人の役に立つことをすること、、、などなど。
著者は、幸せな人生に必要な要素は次の3つだと説明しています。
私のボヤっとした幸せの像も上記3つの要素の中にある子要素であり、これら3つをどのようにしたら満たせるのかを考えることが大切だと理解できました。
著者はこの3つの要素を満たした状態を維持するためにできることは、「仕事をやめず、生涯現役で働くことを視野に入れる」ことと提案しています。
そして「お金」「つながり」「健康」の3つの要素を満たすことができ、かつやりがいを持って取り組める「仕事」のことを、この本では「自分業」と定義しています。
仕事をやめない人生設計をするために、この「自分業」を育てていくことが大切だと著者は教えてくれています。
そんな大それたもの私にはない、、、!と思いましたが、「自分業」を見つけるためのヒントがこの本では紹介されています。
私はそのヒントを参考に、自分業を見つけてみることにしました。
自分業の始め方と育て方
自分業を始めるには、どのように行動したらいいの?
本を読み進めながら、私はもっと具体的な話を知りたくなりました。
著者は自分業の始め方を下記順番で紹介しています。
それぞれについて具体的なワークを交えながら紹介されているので、私もやってみようと思えました。
実際に私がやってみたワークについては、【実践したこと】で紹介していますのでよかったら見てみてくださいね。
私はようやく自分業を始める準備にとりかかった段階ですが、この先自分業を育てていくにはどうしたらよいのかも知っておきたいと思いました。
自分業の育て方について、著者は自身の実体験を交えながら具体的なアイデアをいくつか紹介しています。
私は本業を続けながら、自分の中にある「種」を複数見つけ、少しずつ育てていきたいと思いました。
実践したこと
本書には購入特典として、上記2つのシートをダウンロードすることができます。
実際にダウンロードして活用した結果を紹介します。
【実践1】マイキャリア3つの要素棚卸しシート
目的
幸せな人生に必要な3つの要素「お金」「つながり」「健康」について、自分にとってこれらの要素が重なるところはどこかを知る。
また3つの要素について自分が現在持っているものを棚卸しすることで、足りないもの、増やしていきたいものを可視化する。
やり方
- 購入特典よりワークシートをダウンロードする。
- お金・つながり・健康について今の自分が持っているものをすべて書き込む。
結果(どんな気づきを得られたか)
- コツコツと積み立てている資産が増えていることを実感できたので、副業は時間をかけて育てていきたいと気持ちに少し余裕ができた。
- 地域活動を通して新しく知り合う人が増えているので、自分にとって大切な居場所だと改めて認識できた。
- 自分が今の生活で何に一番ストレスを感じているかを知ることができたので、ストレスを軽減するにはどうしたらよいかを考えるきっかけになった。
【実践2】マイキャリア重ね合わせ発見シート
目的
40歳から「自分業(お金・つながり・健康の3つの要素を満たすことができ、かつやりがいを持って取り組める仕事のこと)」を始めてみるために、今後自分がどこを強化する必要があるのかを知る。
過去にやってきた仕事や副業から、どういった仕事を組み合わせたら「自分業」となるのかを考える。
やり方
- 購入特典よりワークシートをダウンロードする。
- 自分がこれまでやってきた仕事を書き出して、「お金」「つながり」「健康」を満たしていたのかを振り返る。
- 書き出した仕事に対してどのような気づきがあったのかを記入する。
結果(どんな気づきを得られたか)
- 本業1本では「つながり」が弱いので、ストレッチゾーンにいる人との関りがあまり持てず、自己成長を感じにくいことが分かった。
- 地域活動は金銭的報酬はないけれど、「つながり」と「健康」は満たしており、かつ精神的な報酬など他の報酬を得られていると認識できた。
- 副業についてはまだ始めたばかりなので、もう少し試行錯誤をしてみたいと再認識した。
まとめ:40歳の壁と向き合う勇気をもらえました
本を読み、実践ワークをしたことで自分の価値観と向き合うことができました。
これから自分が大切にしたいこと、挑戦してみたいことなどが見えてきたので、それらを言語化して、少しずつ行動に移していきたいです。
40歳を迎える前にこの本に出会えてよかった!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!